中国で読んで面白かった本。

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こちらに徒然、綴っていこうと思います^^

お題の通り、「中国で読んで面白かった本」最近のヒットは、

ケン・リュウ著『紙の動物園』早川書房、2017年。

 

中国系アメリカ人の筆者が紡ぐ、SF短編集。

近現代アジアの残酷な史実を絡めた表題作「紙の動物園」は秀逸。

他作品「文字占い師」も、東アジアが確かに通過してきた残酷な歴史

を切り取り、SFを加味した肉厚な作品。

もうひとつ気に入った「心智五行」は完全にSFであるが、中華思想

(と思われるもの)を材料に、切ないストーリーに仕上げている。

 

中国にルーツを持ちながら、アメリカからの視点も併せもつ筆者が、

非凡な想像力・筆力で描いた珠玉の短編集。と言えましょう。

 

久々に良い読書体験をさせてもらいました。