中国で読んで面白かった本。

Twitterで手軽に発信しようとして、アカウント作成!しようとしたら、登録に

電話番号がいるんですね… ネット規制のある中国の電話番号では登録できず↓

 

こちらに徒然、綴っていこうと思います^^

お題の通り、「中国で読んで面白かった本」最近のヒットは、

ケン・リュウ著『紙の動物園』早川書房、2017年。

 

中国系アメリカ人の筆者が紡ぐ、SF短編集。

近現代アジアの残酷な史実を絡めた表題作「紙の動物園」は秀逸。

他作品「文字占い師」も、東アジアが確かに通過してきた残酷な歴史

を切り取り、SFを加味した肉厚な作品。

もうひとつ気に入った「心智五行」は完全にSFであるが、中華思想

(と思われるもの)を材料に、切ないストーリーに仕上げている。

 

中国にルーツを持ちながら、アメリカからの視点も併せもつ筆者が、

非凡な想像力・筆力で描いた珠玉の短編集。と言えましょう。

 

久々に良い読書体験をさせてもらいました。

そして…上海ライフ

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ボヘミアンな私、今度は中国・上海にて仕事と生活を始めました。

(上の写真は豫園。)

女30代、体力気力ともに下降気味… でもガンバル(;_;)

 

海外暮らしは二回目な私、一度目はアフリカ。

なので上海は、日本とさほど変わらない、という印象。

日本人もたくさんいるし、日本語もたまに見かけるし。

 

しかし…日本人にとってハードルが低いかというと、そうでも

ないんです。私が感じた大きなハードルは、次のふたつ。

①英語があまり通じない

ネット規制がある

 

まず①について。

はっきりいって、東南アジアの方が断然通じますね。

無理もないか、中国語スピーカーの内需だけで足りますもんね。東南アジアや日本、韓国のように、生き残りをかけて英語を

使う必要ないんですね。アジア内で比較してみましたけど。

 

次に、②です。

GoogleTwitterFacebook を全く使わない日本人て、いまや

どれくらいいるのか? ネットを気軽に使えないストレスは

やっぱり大きいですね!(※VPNという手段はあります。)

 

と、ネガティブな点ばかり挙げましたが、良いところもあります。

(しかし、これらを良いところと感じるかどうかは主観による?)

・租界時代を経ているので、多文化が混じった独特の雰囲気がある

・上海のおっちゃん・おばちゃんは一見ぶっきらぼうだけど実は親切

・E-payなどのアプリが充実している

 

・・・今のところ、これぐらいかな。

もっと多数あげられるよう、ポジティブシンキングで生活してみます♪

 

『村田エフェンディ滞土録』

梨木香歩著、『村田エフェンディ滞土録』。 かなり前だけど、高校生の夏休み課題図書にもなった本。 トルコのイスタンブールに留学した日本人青年が主人公の物語。独特な世界観が印象的だけど、不思議と読後感さわやか。 引越しの度に持っていく、手放したくない一冊。